短期インターンシップ生として参加している岩手県立大学総合政策学部3年の藤原千里です。今回のインターンシップで未来図書館がある肴町商店街を久しぶりに訪れたのですが、アーケード内に本棚とベンチが置かれているのに気がつきました。説明を読んでみると、肴町商店街振興組合青年部が行っている「hon・ba・co sakanacho」というプロジェクトで、利用者が自由に本を読んだり、借りたりすることができると書かれています。hon・ba・coには、小説やビジネス書のようなものから、絵本や図鑑など、幅広い年齢層に向けた本が置かれています。今回、プロジェクトについて、株式会社ホームセンターの齊藤伸吾さんにお話を伺うことができました。このプロジェクトは肴町商店街振興組合青年部「4S会」が行っている、肴町アーケード内にベンチを設置し座って休んだりしてもらえる空間を作る「ベンチプロジェクト」の流れを汲むものであるそうです。温かみのある本箱は、材料に県産のスギと県内の企業が作っている塗料が使用されている等、こだわりとセンスがつまったものとなっています。また、この本箱は齊藤さんのお店の二階のDIYスペース「KITENE」で作られています。本箱の上には自由に書くことができるノートがあるのですが、そこで利用者が本の感想を書いたり、ノート上でコミュニケーションを取ったりしてくれるそうです。また、本の寄贈の際に「どんな人に読んでほしいか」が書かれたお手紙が添えられていることもあるそうで、こういった反応をもらえることを想像していなかったと嬉しそうにお話してくださいました。今後は本箱を増やしたり、ジャンルごとに分けるなど様々なことに取り組んでいきたいそうです。突然の訪問だったのですが、齊藤さんに快く承諾して頂き、充実したインタビューを行うことができました。本当にありがとうございました。肴町商店街にお越しの際は、「hon・ba・co」と「ホームセンター」さんに注目です。
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